アート

樂吉左衛門館レビュー【行者の聴いた観た読んだ】

Image021_3樂吉左衛門館(★★★★★) 
滋賀県守山市水保町 佐川美術館内 アクセス
見学有料、要予約 
茶室には約30分強のガイダンス付
詳しくはこちらに

もてなしに触れ、心静かに己の内側を見つめる時間、空間。それは卓越した美観と緻密な計算、古今東西の調和。本館に特別展のない日が、かえってお勧めです。

・・・
 滋賀県は守山、佐川美術館にて、樂吉左衛門館を見学した。樂吉左衛門は「楽焼」を作る茶碗師、樂家の十五代目。この館の精神は「守破離」とのこと。すなわち伝統を守り、破り、そして離れる、距離をとる。愛と独立の気概と解すべきか。

 利休侘茶の精神を、伝統的かつ現代的な技法、建材で再現した茶室。古民家の笹竹、福井の和紙、豪州の枕木にバリの流木。圧巻なのは、ふんだんに使われているジンバブエの御影石。この艶やかな黒色と畳敷きの調和。

 そして四方の壁は、すべて木目があしらわれたコンクリート。

 広間の俯仰軒から眺める水面。そのゆらめきが光の反射で、天井に敷かれた笹竹を照らす。これは時間を追ってその場を移ろうとのこと。それを眺めているだけでも心の静寂が呼び醒まされる。

 光を追い、闇を想う。それは内観への旅。神や信仰、神事を偶感し、恐怖の本質に思考が傾く。静けさの中に仄かなざわめきが沸く。


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