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こんな腐れ藩、ないほうがましじゃ【本の言葉】

「わした土佐藩の郷士にゃァ、藩はないと思いさだめたぞ。こんな腐れ藩、ないほうがましじゃ。一朝、天下に事あらば、藩のためにも起たぬ。幕府のためにも起たぬ。京の天子のもとに集まってやる」
池内蔵太は武市半平太の勤王論の心酔者である。・・・


 現政府、為政者への鬱積した憤懣が、より上位にいる、むしろ抽象的ともいえる存在「超越的なもの」への憧憬と忠誠に結びつくという社会現象は、幕末に限ったものではなく、又、洋の東西を問わないものではなかろうか。幾分前のタイ国における政変時にも、王が担ぎ出される、そんなシーンがあったことを思い出す。

 わが国における若者を中心とした現社会からの孤立感や空虚さは、どのような超越者と結託するのだろうか。幕末の観念的かつ情緒的な勤王論者は、膨大な血の雨を降らせた。

 観念論的妄想、とりわけ昭和の軍閥を憎み、恨んだ司馬遼太郎は、合理的攘夷論者、坂本竜馬の物語を若者達にこそ読んでもらいたいのではなかろうか。

読書からの着想を、とつとつと。 → 本の言葉

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