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映画『転々』レビュー【行者の聴いた観た読んだ】

 【行者の評価】 良。時効警察ファンの貴方は正価で。その他の方には、若干のディスカウントがあれば納得価格。

(ネタばれ若干あり)

 オダギリジョー主演の映画『転々』。とぼけた雰囲気の中に、変わりゆく東京の光景を眺めて転々とする二人の男のタンデム。味わいとユーモアのあるロードムービーでした。

 借金を負った青年にオダギリジョーが、借金取り福原(三浦友和)の「霞ヶ関まで散歩に付き合ったなら、借金を肩代わりしてやる」という不思議な申し出 を受けるところからこの物語は始まりますが、霞ヶ関に向かう「道草」の中で青年と福原はそれぞれの過去を振り返ることになります。

 そもそも福原という借金取りが何故、霞ヶ関に向かうのかということが謎なのですが、これは途中で明らかにされます。そして霞ヶ関へ転々と道草する中で、もう一つの謎が想起されます。これは最後まで明らかにはされませんが、福原の奇妙な申し出がこの謎の暗喩の役割を果たします。ここは観てのお楽しみ。
 
 さて、役者さん達は、三浦友和さんが妙な中年を好演。ドラマ『時効警察』の時効管理課の二人、岩松了さんとふせえりさんが登場。あの名コンビを復活させてくれています。さらには、あの三日月クン(麻生久美子さん)も特別出演を果たしており、時効ファンにはうれしいサービスです。

 加えて時効警察でもゲスト出演した広田レオナさんも不気味な画家として登場。油絵で、戦艦とかゼロ戦とか描いてはります。(かつて岡崎市で見た油絵の戦国武将肖像を思い出しました、違和感という点で)その他、時効人脈以外では、大人計画の平岩紙さんが綾波レイのコスプレで、岸部一徳先生は、岸部一徳という役柄での出演です。あ、石原良純さんにはビックリさせられますよ!

不満な点は、本作の懐古的なトーン。30年代の次は40年代?昭和を回顧するは、もうええやんけ、という気分になりました。好きなオダギリジョー・三木聡のコンビだけに残念。本作のラストシーンから考えれば、必ずしもノスタルジィを肯定しているわけではないと思いはしますが。。。

 また、飄々と時効の霧山クンを思わせるようなキャラクターをこなしたオダギリさんに
、「血と骨」で見せたような危険な色気を全開させて欲しいとも思いました。「オダギリ、本気だせや!」

 本作の詳細はこちらで → 転々@映画生活

  時効警察に関連して → 麻生久美子と麻木久仁子に関する小論【愚考の段】

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