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女犯坊【行者の聴いた観た読んだ】

Nyohanbou  「女犯坊」はマニアの間では知る人ぞ知る、伝説の漫画家ふくしま政美氏の代表作で、1970年代に青年誌に連載されていたものです。マニア達のラブコールに答え、1997年に復刻されていて、現在は電子版にもなっています。

 で、内容を一言で言うならば、怪僧・竜水が下半身を駆使して大活躍する痛快エロ時代劇。誇大妄想を画にしたらこんな感じになりました、という趣です。

 舞台は江戸時代、時の大僧正を竜水はひそかに媚薬を以って興奮させ、ついに女犯の律を破らせます。そして自らが大僧正となった竜水は、自慢のイチモツで世の中の欺瞞に挑んで行きます。

 竜水によれば、お釈迦様の教えに女犯の律は無く、それは時の権力者が僧侶を聖なるものとして権威づけるために作り上げた規則に過ぎないとのことです。「これが俺の世直しだ!!」とは絶叫し、日々女犯に精進する竜水。僧侶の女犯が世直しに直結するのかというと幾分疑問が残るのですが、、、

 いずれにしても、パワー迸(ほとばし)るタッチは圧巻で、特に第二話の馬を持ち上げてそのマラを握りしめ、女陰に突撃する見開きページには、バカバカしさもここまで来ると神々しさを感じます。これは読むしかない!

因みに、日本史上の有名な女犯僧は一休宗純和尚、そう、あのとんち小坊主、一休さんのモデルです。この一休和尚には「森侍者(しんじしゃ)」という恋人がいたとされていて、50も歳の離れた彼女とムフフな晩年を送ったとか。そんなこと、あれこれ調べていると小坊主一休さんとサヨちゃんも怪しいもんだと、訝しがたりして、ああ、どうも春はイヤだぜ。(了)

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