« 【立ち読みプロレス】11月2日号NO.1285 | トップページ | 夜回り先生のコーナー【本日の平積み】 »

韓流、華流は終わった【行者の造語縁起】

fukawa1  皆さんご承知のとおり昨今は韓流ブームということで韓国製の俳優諸氏が人気らしい。「はんりゅう」と初めて聞いた時、私はなるほど韓国人は「恨(はん)」の民族とも言う、韓国ブームを「恨流」ブームなのかと思いきや、そうではない。

 韓国の「韓(かん)」はハングルで「はん」と発するので、「韓流」と書いて「はんりゅう」と呼ぶニダ。彼らが来日するたびに空港やイベント会場にはファンが多数参集し、大変な賑わいだそうだ。また、最近ではこの韓流スターにせまる勢いで華流スターが台頭しているらしい。華流スターとは中華人民のアイドルスターを指すらしく華道界のセレブリティ諸氏を指すものではない。

 この華流スターたち、中国や香港や台湾の人気俳優たちのことらしい。中華人民共和国の国民と台湾のスターを一括りで表現する必要があるために中華の「華」をとって、かようのような言い方をしているにだろう。が、これにはどうも違和感がある。

人種としての韓国人を「韓」流と呼ぶのなら、中国人なら「中」流ではないか。そう、「中流スター」。この「ほどほどにスター」という、どうも矛盾する表現が頭に浮かんだ時、私は「韓流」、「華流」の次にくる一代ムーブメントは「中流」ではないかと直感した。

 聞くところによると、「韓流」ブームはハンサムな俳優達のアイドル的な人気もさることながら、韓国産ドラマの雰囲気、特に儒教精神が垣間見られる独特の世界観に人気が集まった結果とも言われている。まだ古き良き東アジアの面影を残す韓国の人々に、懐かしい思いを呼び覚まされた日本の中年女性も数多いるようだ。

〈「韓流」ブームで経済効果1500億円〉   
 

 韓国貿易協会は3日、日本などアジアを沸かせた韓国ドラマ人気など「韓流」ブームが昨年、韓国にもたらした経済効果が1兆4339億ウォン(約1500億円)に上り、同国の国内総生産(GDP)を0・18%押し上げる効果があったとの分析結果を明らかにした。聯合ニュースが報じた。(産経新聞 東京朝刊5月4日(水))

 懐かしいと言えば、「中流」だって懐かしい言葉、世界観だとは言えないか。平成の世に至るまでの戦後昭和の大多数の日本人は、金持ちでも、貧乏人でもない、自分は「中流」であるという、いわゆる「国民総中流意識」を持っていた。人口の大多数が中流であるというのは、数値的にはどうも不正確になるのだが、そのような意識に包まれていた頃の日本社会は穏やかなものであったように思う。

 翻って現在はどうだろうか。「勝ち組」だの「負け組」だのといった表現でこの社会を二つの層に分化する運動が露骨に展開されているのではないか。社会の構成員を1対9に分けるこの仕組みを、きっと「負け組」に入ることにあるだろう労働者諸君が是認しているのだから、妙な気もする。若干古い関連資料だが以下に紹介したい。

〈全国消費実態調査トピックス 〉
-日本の所得格差について- (抜粋)

年間等価可処分所得の格差
 所得分布の格差を表す係数に,ジニ係数といわれるものがあります。ジニ係数は格差が小さいほど0に近い値になり,格差が大きいほど1に近い値になります。
二人以上の一般世帯と単身世帯を合わせた総世帯の結果をみますと,平成11年の年間等価可処分所得のジニ係数は0.273となっています。昭和59年からの推移をみますと,昭和59年0.252,平成元年0.260,6年0.265と上昇傾向で推移しており,所得格差が拡大していることがうかがえます。

(総務省統計局 平成14年8月)

 さて、「中流」ブーム、これを実現するためには、理屈ばかりでは事は運ばない。起爆剤のようなものも考えなくてはなるまい。「韓流」ブームの立役者がぺェ様こと、ぺ・ヨンジュン氏であることは皆さんご存知のところだが、「中流」もペェ様に負けないキャラクターを用意したい。思うにこの大役が務まるのは、かの「期待感のない男」、ふかわりょう氏しかいない。「中流」にふさわしい、これと言って取り得ない人物像をピタッとくるのは氏をおいて他に思い当たらないのだ。芸人としての破天荒なエピソード一つ持ちあわせない氏こそ、ほどほど感溢れる「中流」スターなのだ。

 そしてペェ様のお相手にはチェ・ヨンス、否、チェ・ジウ姫がいたように、ふかわ氏のお相手にも姫が必要。姫と言えばやはり孝子姫だろう。シンガーソングライター岡村孝子さんなら(見解は分かれるかも知れないが)美人ぶりもほどほどで、隣のお姉さん的な、「中流」のセックスシンボルを十分に果たしてくれることだろう。彼女なら「中流」ブームの到来まで、今しばらく「待つわ」と言ってくれるに違いない。

 二人の「中流」スターが視聴者を懐かしい時代にいざない、良き日本の姿を再び取り戻してくれることを念願すものである。(了)

~人気blogランキング登録中、投票にご協力ください→Click here

|

« 【立ち読みプロレス】11月2日号NO.1285 | トップページ | 夜回り先生のコーナー【本日の平積み】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 韓流、華流は終わった【行者の造語縁起】:

« 【立ち読みプロレス】11月2日号NO.1285 | トップページ | 夜回り先生のコーナー【本日の平積み】 »