« ミリオンダラー・ベイビー【行者の聴いた観た読んだ】 | トップページ | ニート本のコーナー【本日の平積み】 »

ハゲ擁護に関する趣意書【妄想の段】

before  先日、長野県飯田市内において、「第二回全国ひかりサミット」が開催された。「飯田ハゲます会」をはじめとしてハゲを通じて社会貢献を行っている4グループが集い、ハゲで得した事例報告や「ハゲ宣言」の採択などを行い、ハゲの明るい輪を広げたようだ。

 かつて、「なんか男らしい」「メモにも使える」とハゲを賛美したのは、クラブサウンドの伝道師、あの電気グルーヴだが、ハゲを取り巻く環境にも変化が見られつつある。

 ハゲへのアプローチは、概ね2つ。ハゲを認め、それに価値を見出すか、あるいはハゲを否定し、ハゲ隠しに専心するか、である。前者を選んだ御仁は、上のようなサミットを開催し、ハゲをカミングアウトし、ハゲの良さをPRする諸活動を行うだろう。

 一方、後者を選んだオヤジ殿は、育毛に励むか、あるいはカツラや流行りのヘアコンタクトに食指を伸ばすことになる。市場調査によると、2004年の育毛剤の市場規模は約553億円である(富士経済)。これは、最盛期と比して200億円程度の小さな規模になっているとのことだが、決して小さな市場とは言えないだろう。

 2004年における推計として、日本の成人男性薄毛率は約26%、すなわち日本男児の薄毛人口は1,293万人に達するという報告がある(アデランス)。これと育毛剤の市場規模を合わせて考えてみる。育毛剤を一本、約4,000円平均とすると、年間1,382万本が販売され、全薄毛くんが年間に約1.1本づつ育毛剤を購入している計算になる。あるいは、一人が年間4本程度育毛剤を買うと考えると、年間約340万人の薄毛くんたちが、育毛に励んでいるという次第になる。

 育毛剤には、毛根に対して発毛を促進する物質を加えるもの、ハーブや生薬などで発毛を促すもの、脱毛の原因と言われる、睾丸で生成される酵素DHTを抑制するものなど様々ある。あのリゲインの発売以来、近年の育毛剤のイノベーションは目覚しいものがあり、育毛の効果を実感する声も聞かれる。松崎しげるや和田アキ子が「もう悩み無用」と言うのもまんざらウソでもあるまい。

 蛇足ながらアデランスの面白い資料として、世界の薄毛ランキング上位3国をご紹介しておく。1位チェコ(プラハ)、2位スペイン(マドリッド)、3位ドイツ(フランクフルト)。(カッコは調査地)。これらの国々は、軒並み40%を超える薄毛率で、いわば二人に一人はハゲているわけだが、これらのハゲ大国において、いかなる育毛対策が行われているかも気になるところである。

 話がやや逸れたが、ハゲとは言うもなく頭髪が抜け、地肌が露出している状態を指す。その種類は大別すれば2種類で、(1)額が後退するものと、(2)頭頂部が脱毛するものの二種類である。前者の後退系について、常々考えていたのだが、(つまり私が後退系なのだが)、この「額が後退する」状態とは一体何なのか

 額とは眉の上から頭髪までの領域とされるが、かつて頭髪があった箇所から毛が無くなったら、すなわち後退したということになるのだが、額が広いことと、ハゲている、後退していることを同列に扱うべきなのか。「随分と、キましたねぇ」と言われても「デコが広いんですよ!」と一言のもとに否定する強いハートが欲しいものだ。

 あるいは、眉の位置を変えるもの一計である。額が広がった分だけ、眉毛を太くするあるいは、眉毛を剃った上で、上目に書く(平安朝の公家のように)などすれば、額の広さは変わるまい。これは育毛剤の活用と比して安価で簡単な手法なので、後退に悩む諸兄には是非とも実践してもらいたいものである(僕が試す前に)。

 さて、ハゲ否定派、克服派が育毛にいそしんでいる中、ハゲを誇るハゲ肯定派はどのような出方をするのか。オヤジどものマイナスをプラスに転ずるのは、超人気オヤジファッション雑誌「LEON」の得意とするところだ。「モテるオヤジはちょいムチ」と、単なる中年太りをモテに結びつける強引さは目に余るものがあるが、あの人気雑誌ならハゲに「光」をあてることもできよう。

 「モテるオヤジはちょいハゲ」とか、「不良オヤジはハゲててデブ」などと、ハゲたジローラモのイケてる写真を併載して特集記事を組めば、一大ハゲブームの到来も夢ではない。ハゲは男性の精力のシンボルだとか何とか言って、ハゲに似合うスーツだの、ネクタイだの、各界のハゲセレブのインタビューだの、企画のタマはいくらでもありそうなものだ!まあ、これは【妄想】かも知れないが、、、

 ともかく、今後も男子の永遠のテーマ、ハゲからは目を離すことができないだろう。(了)

~人気blogランキング登録中、投票にご協力ください→Click here

|

« ミリオンダラー・ベイビー【行者の聴いた観た読んだ】 | トップページ | ニート本のコーナー【本日の平積み】 »

コメント

行者さんは一体どこからこういう素晴らしいネタを見つけてくるんですか?
ちなみに日本人と中国人のハゲ意識は意外に似ている部分があるようです。
この飯田の会議、中国でもやればいいんじゃないだろうか。
反日ハゲ中国人も一気に親しみが湧くと思う。
まさに「同志よ!」状態で。
やつらも誰に教えてもらったのでもなくバーコードが自然発生していたり、
時代劇を見て「この時代に生まれていたら」と思ったりしているようです。(辮髪)

さらにかなりどうでもいいことですが
「中国人 腋毛」で自分もググった事があります。

投稿: トニー・モルガン・吉田 | 2005/07/10 15:51

スキンヘッドは微妙か?
ユル・ブリンナーは単なるハゲだったん
だろうか?
ハゲてたけど、かっこ良かったのか。、
カッコ良かったのに、スキンヘッドだったのか?
イスラムの髭みたく
成人男性たるものハゲたれ!みたいな
特区を申請しよう!帽子業界以外の
優秀な人材が、将来の不安なく集うのでは。

投稿: 自転車男 | 2005/07/10 23:02

トニーさん>清朝はおよそ400年近く続いたわけですから、女真族の習俗とは言え、漢人もやはり辮髪には思い入れがあるのでしょうか。ハゲで日中友好!角栄も周恩来もハゲてなかったんで、腹割って話を出来なかったのかも知れませんね。
因みにネタはYAHOOのニュースは2ちゃんのスレッドランキング等からです。

投稿: 行者 | 2005/07/11 00:18

自転車男さん>はじめまして。コメントありがとうございます。ユル・ブリンナーはやはりハゲていたからカッコ良かったんでしょうね!ハゲ特区、ハゲていないとビジネスも出来ないような地区があって、そこに出張するときは皆、頭を丸めて行かねばならないとか、考え出すと妄想が止まりません。上司に「キミィ、私ぐらいハゲんと取引先に失礼だよ!」とか、叱責されたりして。

投稿: 行者 | 2005/07/11 00:25

隊長!報告であります!
辮髪は生え際を剃って15センチ以上
後退させてあるので、「デコが広いだけじゃ」
と最早言い切れないレベルの中華ハゲ人に
「ああ、辮髪の時代であったら」と思われておるようであります!
この様相はチョンマゲの月代に熱い視線を
注ぐ日本ハゲ人に類似しているであります!

ハゲ特区、、自分も妄想が止まらないです。
ここでの罪人は炎天下でかっこわるいカツラ
をアタマに設置されて引き回しとか。

投稿: トニー・モルガン・吉田 | 2005/07/11 23:28

トニーさん>こんばんは。なるほど、辮髪時代に戻りたいハゲチャイナさんがいるんですね!民族の誇りより見た目重視、合理的ですよね大陸の諸兄は。炎天下のヅラ、アフロをかぶった無念そうなお武家さんの画が目に浮かびます。

投稿: 行者 | 2005/07/12 01:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハゲ擁護に関する趣意書【妄想の段】:

» [ぶろぐら]
日本人男性の薄毛率は26%強だそうだ。 てこたぁ、男子の4人に1人はハゲになると [続きを読む]

受信: 2005/08/02 22:41

« ミリオンダラー・ベイビー【行者の聴いた観た読んだ】 | トップページ | ニート本のコーナー【本日の平積み】 »