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ロベカルがお縄!?【愚考の段】

robecar1  先日、ブラジル代表不動の左サイドバック、ロベルト・カルロス強盗事件に巻き込まれたことは、皆さんもご承知のところだろう。ロベルト・カルロスが車中でラジオ番組に生出演中に、二人組の強盗に襲われたという事件のことだが、時候の便りのようにもたらされるブラジル人選手が被害にあう事件。先日もコンフェデ杯で活躍したロビーニョの母親が誘拐騒動に巻き込まれる事件があった。

 近年報道された主だった騒動、事件は、ロマーリオの父親の誘拐、ロナウドの兄の誘拐の噂などがあげられるが、あの神様ペレの息子が営利誘拐のギャング団の一として逮捕されるという、サッカー選手が加害者側に回っていたという神様も驚きの事件も報告されている。

 ブラジルといえば、サッカー、格闘技、F1等を通して日本とのかかわりも深く、ブラジルに対して好意的な諸兄も多いはずだ。かく言う行者もその一人で、プライドミドル級チャンピオンのヴァンダレイ・シウバの強いハートには尊敬の念を禁じえないし、jリーグ鹿島アントラーズ、ヴェルディ川崎で活躍したアルシンドの直截なユーモアには随分と笑わせてもらった。アイルトン・セナへの思いを今も抱き続けているF1好きの先輩も数多いらっしゃるのではないか。

 そんな話題に上がることも多いブラジル、経済の面からはBRICs・ブリックスと呼ばれ、ロシア、インド、中国と並んで21世紀の成長センターとして期待される国でもあるが、そんな国において、頻繁に起きる誘拐、強盗事件が頻発している。

ブラジルの都市には、ファベーラと呼ばれるスラム街があり、これが犯罪、ギャング団の温床になっているとの話がある。このあたりについては、実話を基にして作られたというブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」というものがあるが、これは娯楽性にも配慮した社会派作品なのだが、興味深い内容なので、是非とも一度ごらんいただきたい。

 話がやや逸れたが、ファベーラの実態について、外務省からの報告を引用すると、「リオデジャネイロ州公安局発表の統計では2004年中の殺人事件被害者数は、6,438人(2003年は6,624人)、強盗事件の被害者数は111,170人で、日本の犯罪統計(平成15年)と比べると殺人事件が日本の約38倍、強盗が約121倍に達します。(外務省)」。点在するファベーラにおいては、麻薬密売組織間の抗争に治安当局が介入し、銃撃戦が頻発するというこもあるらしく、外務省は渡航については慎重に対応するように求めている。

 経済の成長センターと目される姿と、荒廃した都市スラムを抱える都市を持つ姿がブラジルの将来像であるとするならば、果たしてそれはどのうような国家像なのか。因みに、2003年度の統計ではブラジルの「GDP」は、世界の中で17位にランクされているが、「1人当たりGDP」については、、ベスト20の中にブラジルの名前は見当たらない。「1人当たりGDPのトップ3」は、ノルウェー、スイス、デンマークで「GDP」のトップ10にランクされていない国々である。(総務省統計局 【世界の統計】より)現段階ではブラジルは富が偏在化している社会であると言えるだろう。

 と、いうのは、GDPとは国内における生産、消費の総計であるから、就労人口が多ければ多いほど生産面でのGDPの値は高くなる。この面でブラジルをはじめとしたブリックスが、ことごく大規模な人口を有する国であることにも合点がいく。

 ただし、一方では消費の総和もGDPに影響する。富の分配についても今後ブラジルは積極的に展開し、いわゆる中間層を作る、あるいは社会保障を充実させる必要があるのではないか。そうすれば、ファベーラも減り、サッカー選手の家族が誘拐される事件も減っていくことだろう。(偉大なサッカー選手の家庭の【積み木くずし】は無くならないかも知れないが)

 さて、我らがロベカル、強盗に指輪を渡したものの、それで難を逃れ、強盗らも後に逮捕されたのだから一安心というところだろう。携帯電話でラジオ出演していたときの出来事だから、まさかロベカルは運転中に携帯を?といぶかしんだのだが、そうではないらしい。ロベカルは知人らと複数で車に乗っており、ロベカル自身が携帯でラジオ出演していたが、運転は別の者がしていたらしい。

 もし、運転しながら携帯電話を使っていたというのであえば、(日本の法律に従えば、)今回のこの話、強盗ともども、ロベカルもお縄なってしまっていたことだろうと【愚考する】次第である。(了)

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コメント

シティオブゴッドは名作ですね。
灼熱の太陽と少年たちのカタルシス。

投稿: セルジオ | 2005/07/05 23:12

セルジオさん、こんにちは。灼熱、あの映画を一言で表現するのに最もふさわしい言葉かも知れません。娯楽映画としても観るに堪えるものだったと思います。

投稿: 行者 | 2005/07/06 00:47

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» ロベルト・カルロスが襲われた。 その3 わずか30秒程度のことであった。 [ブラジル・サンパウロから世界へ、そして渋谷]
サッカーのブラジル代表のロベルト・カルロスが、今日(6月24日)に強盗に襲われた [続きを読む]

受信: 2005/07/04 00:52

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