山菜怪獣タケノーコの恐怖【妄想の段】
先日、五月下旬に発覚した北海道の北電泊原発敷地内に山菜採りの業者らが侵入した問題で、札幌市東区の山菜採り業者(54)ら二十四人が書類送検されたという続報がもたらされた。
ナショナルセキュリティに関しては常に厳しい目で監視をされている『ログ道★迷い筆』に集いし諸兄なら、この一件に関しては既にご承知のところとは思うが、この件に関して少し深めてみたいと思う。
さて、まず、わが国における原発に関する諸統計を
おさらいしたい。経済産業省によれば、
「2003年3月末現在で、52基(電気出力総計4,574.2万kW)の商業用原子力発電所が運転されており、我が国の電気の約1/3を賄っています。」
とのことだ。高橋 英樹氏(俳優)、コロスケ(キテレツ大百科)らの広報活動が原発の利用拡大に貢献したようだ。火力発電は全体の60%強、いわゆる風力発電などの新エネルギーは1%にも満たない。
また、IEA(国際エネルギー機関)の2000年度の各国のエネルギーバンランスにおける原子力発電の占める割合は次のとおりである。
・アメリカ(6%) ・イギリス(7%) ・ドイツ(8%) ・フランス(33%)・カナダ(5%) ・中国(0.2%) ・日本(12%)(IEAと各国内での統計は異なるので、ここではあくまでも各国の相対的な比較として理解したい。)
これをみるとフランスが群を抜いて原発への依存度が高いわけだが、90年代後期のジョスパン内閣以降、原発の建設計画は凍結されているようだ。これは安全性への課題、欧州における電力需要の伸び悩みを受けてのことと想定される。ちなみに、わが国の2013年度内までの原子力発電所の新増設は11基ということになっている。(平成16年度 電力供給計画)
さて、原発の安全性といえば、原子炉の運用に目が行きがちだが、施設管理の観点からは、外部からの侵入に対しても完璧な対策が求められるところだろう。しかるに今回は一件は山菜採りの業者に侵入を許したのだから、なんとも心許ない話である。
山菜採り業者に率いられた『部隊』には、『主婦』や『学生』が混ざっていたとのことだが、まるでコンビニの店員達を思わせる編成にしてやられたのだから、国、道、及び施設管理者は頭の痛いところだ。本来厳格な安全対策が求められる原発施設において、その敷地内に手練の山菜ハンターとは言え、民間人ごときに簡単に侵入を許してしまったのだから、お粗末な話といわざるを得ない。テロルの恐怖が日常のものとなりつつある昨今にあって、道民、国民にとっては物騒な話であろう。
また、山菜ハンターがタケノコを求めて、その施設の敷地内に闖入したのだから、その敷地に魅力的なタケノコ、大きなタケノコがあったのではないか。一民間業者にフェンスを越え、厳重に管理された施設に乗り込ませるほどのタケノコがそこには群生しているのだろうか。それともこの、『山菜採り業者』には、タケノコ以外に目的があったのだろうか。
原発施設の中の巨大なタケノコ、、、原発+巨大な生物、その因果関係を例えば原発事故によって甦った巨大古生物のSFになぞらえて推測することは、【妄想】が過ぎるのであろうか。(了)
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