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造るぜ!ガンプラ【DB】

 久々に血が騒ぐ、ケロロ軍曹を見ていると血が騒ぐ。あなたは憶えているか。プラモ屋に行列し、あの商品の入荷を待った小学生の頃を。そう、ガンプラである、バンダイのプラモデル、ガンダムシリーズである。(決して、アオシマのイデオンシリーズではない、念のために言っておきますが。)

 ケロロ軍曹を毎週欠かさず見ている大の大人、行者の脳にもバンダイのサブリミナルは徐々に浸透し、ついに「子どももすなるガンプラ造りといふものを、大人もしてみむとてするなり」と絶叫するに至った。

 ガンプラ工房T&A(有)の主任研究員 チラッ☆ヤマト氏と、主任補 ラクス☆ペロリン君に教えを請い、この度20数年ぶりにガンプラを造る決意をした。小六の時、友達のザクを旧ザクにする改造に失敗したトラウマから行者は解放されるのか!?作るぜ!ガンプラ!!

 初心者のための、最低限の手間最大限の満足感を得るガンプラ造り五箇条、行きまぁ~す!】 presented by T&A.factoryPICT1554

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(其の一) 高価なキットを買うべし
 完成時の満足感を得るために何より大切なのはキット選びである。ガンプラを購入する場合、もちろんお好みのモビルスーツを選択するわけだが、同一のモビルスーツであっても、スケール・精密度・装備品等の違いによって複数のモデルが発売されている場合が多々ある。

 ガンプラの価格は主に部品点数と大きさによって決定されており、スケールは大きな方が、同一スケールであれば高価な方が、部品点数が多く精密である。「部品点数の少ないものが初心者向け」と思われる方い多いと思う。

 確かにそうかもしれないが、同じモビルスーツであれば、私が奨めるのはむしろ精密度は高いもの、スケールは大きいものである。部品点数が多いと、色の問題と部品間のつなぎ目の問題がかなり解消されるからだ。

IMG_7976  まず色の問題だが、最近のガンプラはプラスチック部品が複数の成形色によって構成されており、色を塗らずに組み立ててもほぼ設定色に近い色で出来上がるようになっている。この時、部品点数が多いと、色ごとに細かくパーツを分解することが可能となり、より設定色に近い状態で出来上がる。もちろん、少ない部品点数でもそのぶん塗装すればいいのだが、手間がかかる。

 次につなぎ目の問題だが、これも部品点数が多い方が部品を分割する箇所を柔軟に設定できるため有利である。アニメの設定でもつなぎ目のような線があった箇所で部品を分割したり、つなぎ目を不自然に見せないような部品の形状にする等の工夫がされているため、カッコ良く仕上がる。

 以上のことから、単に組み立て行程のみ考えれば部品点数は少ない方がラクチンであるが、少ない手間で完成時の満足感を得ようとすれば、塗装の必要が少なく、つなぎ目も目立ちにくい、精密度の高いキットの方が適している。展示スペース、価格等も考慮すると、1/100マスターグレードシリーズを最もお奨めする。

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 ただし、これはあくまでスケール違いの同じモビルスーツを比べた場合の話で、もともと設定色が少なく、つなぎ目もごまかしやすいモビルスーツであれば、小さなスケールであっても、少ない手間で結構カッコ良く出来たりするので、必ずしも大きなスケールである必要はない。


(其の二) 切断面に気を遣え
 塗装をしない事を基本としているため、部品をランナーから切り取った際の切断面には気を遣いたい。プラモデル用のニッパーで切り取るのが基本だが、ニッパーだけで切り取ると、切断面がきれいにならない場合が多い。凹凸が残ったり、切断時の圧力でプラスチックが白く変色してしまったりするのだ。

 そこで、基本的なテクニックとしては、ニッパーでいきなり部品ギリギリのところを切断するのではなく、まずランナーと部品をつなぐ部分(ゲート)をわずかに残してニッパーで切断し残ったゲート部分はアートナイフ等でスライスするように切り取るときれいに切り取れ、切断面が目立たなくなる。黒やグレー等の濃い色の部品ほど、効果が大きい。
ただ、力を入れ過ぎると、部品をえぐってしまい回復不能になるので、注意が必要。


(其の三) 効果絶大!スミ入れ
 スミ入れとは、部品上の細い溝やへこみに塗料を流し込み、黒く塗ること。写真の作例では、ツバの付け根部分・頬部分の縦線・鼻部分の‘へ’の字型の二本線・眼のクマ(赤い)部分の黒線・胸の黄色部分の黒線・ビームサーベルにスミ入れを施してある。
PICT0560

 こんな細い溝に塗料を流し込むのは一見難しそうだが、意外と簡単である。用意するのは、プラモ屋さんで売っているスミ入れ筆ペン(水性のふきとりタイプ)と、綿棒。作業は、スミ入れ筆ペンでスミ入れしたい溝を適当に塗り、はみ出た塗料を綿棒で拭き取るだけである。

 スミ入れペンには油性のものもあり、こちらははみ出た塗料を消しゴムで消すらしい。スミ入れは簡単に出来る割には、かなり立体感が増しカッコ良くなるので、絶対お奨めである。

(其の四) 塗料は削れる
 カッコ良く仕上げようとすると、どうしても塗装しなければいけない場合がある。写真の作例では、バルカンの黄色・耳の辺りの黒い四角(5箇所)・クリアイエローの眼と眼の周りの黒・(写ってないが)クリアレッドの頭部メインカメラに塗装を施してある。このうち眼と眼の周りについては付属のシールを貼っても再現可能だし、メインカメラについても油性の赤いサインペンで塗ってもOKだが、バルカンと耳の辺りは塗料を塗るしかない。

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 しかし、細かい部分だけに筆できれいに塗るのは至難の業である。このような場合は、少々はみ出してもいいのでとりあえず設定色で塗装、乾いてからはみ出たところをアートナイフ等で削ればOKだ!軽く削れば、プラスチックにもほとんど傷は付かないので、意外と簡単に出来る。

(其の五) 接着剤をたっぷり使え!
 最後は部品どうしのつなぎ目を消す方法について。これは結構面倒くさいが、マスターグレードクラスのキットを購入しても、どうしても消したい場合がある。この作業のコツは接着剤を多めに使うことである。現在のガンプラは接着剤を必要としないが、たっぷり接着剤をつけて部品を接着する。ギュッと部品をひっつけると、ブニュッ!と接着剤がはみ出す。

 少々汚らしい感じになるが、ここまま2~3日置き接着剤を完全に乾燥させる。その後アートナイフで、ブニュッ!!と出た部分を削り、最後は紙ヤスリ(耐水ペーパー)で磨く。こうすると、驚くほどつなぎ目が目立たなくなる。作例でも、前後に二分割された頭部のつなぎ目を上記の方法で目立たなくしてある。もちろん塗装はしていない。

 画像ではわからないが、実際肉眼で見てもほとんどわからない程度に仕上がっている。よく見ると、耳の辺りに僅かなへこみがあるが、これは其の二(切断面に気を遣え)の削りすぎの失敗例である。この辺りに縦につなぎ目がある。

 注意点としては、部品と接着剤を清潔にしておくこと。僅かな汚れであっても、接着剤で溶けて広がり、つなぎ目に黒っぽい筋がついてしまう場合があるので、注意!

 以上が私達からの五箇条である。諸君らの健闘を祈る!

                チラッ☆ヤマト ラクス☆ペロリン

(補足)
 五箇条は其の一の優先度が最も高く、後ほど低い。特に其の三までが重要である。

IMG_7979行者 「チラッ☆ヤマト主任とラクス☆ペロリン主任補に敬礼を!」

諸兄 「ジーク、ヤマト!! ジーク、ラスク!!」


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コメント

こんにちは。
私、ヤフオクの評価欄以外で自分の入力した文字がweb上に出現するのは初めて、というぐらいネット筆無精のチラッ☆ヤマトです。
行者の依頼により、今回初のweb執筆となりました。
で、お題はマニアの方も多そうなガンプラ。私のような若輩者が語っては、ガンプラーの諸兄からお叱りを受けるのでは?と多少ビクビクしておりましたが、そこは「コメントやトラックバックもほとんど無い、行者のブログだから大丈夫!」と自分に言い聞かせ、依頼を受けました。
今回の執筆、行者の旧ザクの件のように、私のトラウマにならないことを切に願ってやみません。

ちなみに、本文中の「写真の作例」とはRX78-2ガンダムの事です。

投稿: チラッ☆ヤマト | 2005/06/19 18:08

ちょっと先輩、「コメントやトラックバックもほとんど無い、行者のブログ」って、ホントのこと言わないで下さいよぉ!これでも最近はコピペのコメントくらいは付くようになったんですから!(^~^;皆さん!このエントリー読んでだら、ガンプラ造りたくなってきませんか。完成品の写真をメールで送っていただければ、アップさせていただきます!ちょっとしたザクザクキャンペーンだ!

投稿: 行者 | 2005/06/19 21:53

それで、作ったのか?
どうなの。

投稿: ハンサム | 2005/06/20 07:17

いや沸沸と燃え上がる情念をなだめながら、何を買うかを検討中だぁ、ハンサム。
ナンならハンサムのおススメと一升瓶持って我が家に来てくれやあ!

投稿: 行者 | 2005/06/20 12:34

行者さん、チラッ☆ヤマトさん、ラクス☆ペロリンさん、こんにちは。
「ガンプラ造り五箇条、行きまぁ~す」、楽しく読ませていただきました。内容もさることながら、作例がRX78「-2」と記されている点など、くすぐるポイントが嬉しいですね。
中でも、左向き頭部の作例画像では、被写界深度の浅い撮影が行われ、奥の右肩がボケているあたりに、ガンダム好き、いやメカ好きの奥義を垣間見させてもらいました。只者ではない、「ザクとは違うんだよ!(byランバラル)」という感じでしょうか。シビれます!(大げさですかね、笑)
ぜひ、次稿を!楽しみにしています。

投稿: ??? | 2005/06/24 12:36

???さん?、こんにちは。
コメントありがとうございました。しかも、「ぜひ、次稿を!楽しみにしています。」なんて!チラッは感涙で画面がよく見えません。(ToT)
先日までは行者と、行者のお連れさんとおぼしきハンサムさんのコメントのみで、「やはりこのブログはこんなものか」と思っておりましたが、なかなかどおして、いろんな方が見て下さっていたんですねぇ。
よっしゃ!次も頑張るぜ!!

投稿: チラッ☆ヤマト | 2005/06/25 23:41

で、追加ってどこ?
ケータイだからわからんのかな?

投稿: ハンサム | 2005/07/11 23:37

いや、ハンサムよ、DBのコーナーに追加したという意味だ。作成過程の「~物語」はまとめてアップする予定だ。現段階は上半身完成。ハンサムの傑作を送ってくれやあ!

投稿: 行者 | 2005/07/12 01:58

スミ入れのやり方が分からず、検索でここにたどり着きました。参考になりました。ありがとうございます。

投稿: プラマー | 2005/09/26 23:04

プラマーさん>本稿がお役に立てたことを、うれしいです。チラッ☆ヤマト氏らも同感と思います。ガンプラ記事の続報は近々アゲますので、またご訪問ください。 

投稿: 行者 | 2005/09/28 21:21

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