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テロリスト星人と70年代左翼【妄想の段】

tero1 エロ・テロリストなるタレントがいるようだ。インリン・オブ・ジョイトイなる名前の、この中国系の女性は最近は、わが国の国技、プロフェッショナルレスリングにも進出し、人気レスラーの小川直也さんに勝利したというのだから、穏やかでない。
 聞きようによっては「OX△・オブ・ジョイント」と、何か工作機器を思わすような響きの彼女だが、性的なしぐさで、世の男子を堕落させるのが目的ということだから、

捨て置けない存在と見るべきであろう。テロとは、時と場所と対象を選ばず無差別攻撃を行うものであれば、彼女の誘惑もテロリズムと呼べなくはない。

 また、ゲロリストというものもある。これはサブカルチャーのゴッドファーザー、つぼイノリオ氏が指摘した人物像で、場所を選ばすゲロを吐きまくる酔客のことを指す。これも時と場所を選ばない無差別攻撃なのだから、テロと呼ぶことができる。

 何故に今夜はテロにこだわるのか。かつて小泉今日子のコンサートツアーに「テロ‘86 武装アイドルを援護せよ!」というものがあったが、そんな牧歌的な時代が懐かしんでいるわけではない。パレスチナ、イラク、そしてインリンから、テロという言葉を見せ付けられるたびに、私の頭をよぎり、【妄想】をくすぐるものがある。それは緑色宇宙人、テロリスト星人にまつわることだ。

 テロリスト星人、児童向け特撮作品「ウルトラマンタロウ」の第38話に登場した、敵役の宇宙人のことだが、子ども番組にはふさわしくないキャラクター「テロリスト」星人、これは一体何をモデルにしたキャラクターなのだろうか、考えてしまう。

 この「ウルトラマンタロウ」の第38話が放送されたのは、1973年の12月。あの浅間山荘事件から、まだ一年も経過していない時期である。1970年代の左翼運動は、60年代からの大衆的な運動が後退して、次第に先鋭化し、過激化した運動家達は、内ゲバ、テロに運動のベクトルを向けてしまった。テロリスト星人は、そんな時代状況の中、生まれたキャラクターではなかったのだろうか。そういえばテロリスト星人の大きな目、あれは左翼学生によく見られた、黒ぶちメガネに似てなくもない。頭の渦巻きは、これも左翼学生愛用のヘルメットはニット帽を模したもので、決して、うんこ(ババ)ではないので、注意してもらいたい。

 また、緑色宇宙人というもの気になる表現である。本来はあえて「赤色」宇宙人とするところを公安に配慮して、あえて緑色にしたのか。あるいは、先鋭化した左翼運動が次第に、社民主義に傾き「緑の党」のような比較的穏健なものに転ずる未来を予見したものだったのかもしれない。

 ちなみにテロリスト星人は、ミラクル星人なる善良な宇宙人を殺すという設定になっている。かつて運動家は、ノンポリ学生に鉄槌を落とし「自己反省」を強いたものらしいが、この設定、演出は、この鉄槌の暗喩として挿入されたエピソードなのかも知れない。(了)

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