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堅い話のブルース【憶測の段】

kan固い絆のブルースというマンガがあった、ガロ等で活躍した根本敬氏の作品だ。本日の表題、堅い話のブルースとは関係はない。

さて、昨今は、どうやらお説教ブームらしい。TVをつければ細木さんという占い師や俳優の三輪明宏さんら、オッサンオバサンが人生に迷える子羊たちに生きるすべを教示している。彼女?らは、オッサンの包容力とオバサンの気遣いを併せ持つ、究極の聞き上手、最強のアンドロギュヌス(両性具有)かもしれない。

 誤解のないように

予め明らかにしておくが、私は説教するのは好きだが、説教されるのは、やはり嫌いである。関西の若手お笑い諸氏は苦労が耐えないもの想像する。ナニワの説教王、オール巨人氏に下駄で小突かれながらお説教されていては、気の利いたギャグも思いつかないのではないか。M-1などを見ても昨今は人力舎等の東京勢に押され気味なのも、案外こんなところに理由があるのかもしれない。

 閉話休題、話題をお説教に戻すが、NHKの教育番組で若い諸君が「ファッションにこだわるべきか」等のテーマに、非常に熱心な態度で議論している姿を見ると、そのテーマの重要性はさておき、自分なりの意見を、むしろ頑なまでに持っていて、我々の10代の頃とは、随分と違うなあと関心させられる。この番組にゲスト出演した作家の島田雅彦さんが、若者の反論に言葉を失ったシーンを今でも鮮明に憶えている。そう、【憶測】するに今の十代、二十代にくらべて、三十代、四十代の人間は圧倒的にシリアスな議論に弱い、ピーターパン達なのだろう。

 たしかにこの世代、「楽しくなければ仕事じゃないっ!」といわんばかりに、就職活動の面接では、常に「御社の企画部門でトレンド・クリエーターをさせてもらいますっ」とのたまっていた我ら三十代、四十代の諸君らには、お説教、あるいはまじめな話や堅い話をするというのが、とても苦手ーという人も多いのではないか。

 そんな彼らが相手だと、異性に愛を告白する以上に、同性に堅い話をするほうが難しい。愛の告白がデートを重ねた3ヶ月後くらいとするならば、1年くらいかけて飲みに行って、信頼関係を重ねた上でないとイラク情勢は難しい。先日、私の友人は目測を誤り、やや親しくなった知人(30代後半)に酒場で、国際情勢に関する堅い話をしてしまったらしい。結果は無論、轟沈である。相手は「パレスチナ?それって、俺のせいか?!」と不快げに声を荒げたらしい。友人の知人よ、彼は、あんたを責めているんではじゃない。ただ真面目な話がしたかっただけなんだ。

そういえば、「私は真面目な話がきらいだ」というマンガをあった。これもガロに掲載された作品で、今ではタレントとなった蛭子能成氏の80年代の作品である。(了)

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